2ちゃんねるの大学職員テンプレートを斬る(3)




「まったり高級」「超絶ホワイト企業」

 

2ちゃんねるでは、こんな言葉で大学職員がもてはやされています。

ホワイト企業ランキングでは、上から4番目にランクインしていますね。

この人気から多くのスレッドがたてられていますが、多くのスレッドでは、冒頭にある定型文が書かれています。

こちらの記事では、「大学職員テンプレート」記事第3弾として、いよいよ「待遇について」を斬ってみたいと思います。(いつも通り個人的見解なので、悪しからず)

 




■待遇全般について

新卒者は基本給20万円に各種手当がつきます。

住宅手当・入試手当はほぼ全部の大学で支給、調整手当や暫定手当、繁忙期手当等は大学によりけりです。時間外手当は全額完全支給です。

 

賞与は6ヶ月+10万円程度のところが多い模様です。

東京の総合大学の場合、30歳で年収700万~800万、40歳で年収1000万~1100万ぐらいです。

余談になりますが、40歳前後になるまで一人前の給与が貰えない教員に比して、専任職員は平均的に生涯賃金がはるかに高いと言われています。職員の世界は世間の景気とは関係がありません。

 

有給休暇は、本人に消化する意思さえあれば9割以上は消化できます。

 

まず、基本給は募集要項等を見ればだいたいこんな感じであっていると思います。

しかし、手当は大学によるとしか言いようがないですね。

住宅手当はほとんどあるとは思いますが、金額はピンキリですし、入試手当は大学によって繁忙期手当と呼び方が変わっているだけかもしれません。また、扶養手当等も大学によってさがあるので、こればかりは一概にいえないでしょう。

ちなみに、手当ではないですが、大学の面白い制度として、出張時の宿泊費定額制が挙げられます。

5000円で宿泊しても、10000円支給といった形で、入試課など、出張が多い部署では美味しい思いをしている方もいるらしいです。とはいえ、懇親会費等をはじめ、このような手当はどんどん削減されていく運命にありますので、これらを当てにするのはやめておいたほうがいいと思います。
(実際、うちはずいぶん前に宿泊費実費支給になりました・・・)

 

次に年収ですが、東京の総合大学(大学業界では忙しい方)の場合ということで、時間外手当の割合がだいぶ高くなっていると思われます。

つまり、残業をしない・できない方や、したくても残業がほとんどない部署に配属された人はこれよりも給与は低いと思った方が確実です。

感覚的に、30才で700万前後はある程度忙しい部署であれば到達すると思いますが、40歳で1000万以上となると、やはり恵まれている大学に限定される気がします。

一般の大学であれば、ヒラで残業ばかりしているか、早々に出世したエリート?のどちらかかもしれません。

大学職員の年収は時間外手当に左右される!ここがポイントです。

 

また、教員との比較については、意外といい勝負であると思います。

教員は定年退職が遅いですし、定年後も条件よく非常勤で働けます。

また、専任教員になれた時期にもよりますが、将来的に要職につける可能性も高まるということで、年収も職員と比べればかなり高くなりますので、最終的に追い抜かれるケースが多いと思います。教員っていいですよね・・・。

 

最後に、有給休暇ですが、確かに取りやすいと思いますが、部署によっては周りが誰も取らないので、休みにくいといった話はよく聞きます。

業務的にはうまく調整して休みやすいと思いますので、あとは周りを気にしない強い心があれば、問題ありません 笑

■サテライトキャンパス等への異動が不安なのですが対処法はありますか? 

大学本部所在地や主な校舎ではないキャンパスや他設置校に異動になることを不安視する声がありますが、 そのキャンパス専用の人材を雇用するケースがほとんどです。

サテライトキャンパス等では中枢的な業務はありませんので、管理職以外は嘱託職員やパート職員ばかりで乗り切るケースも少なくありません。

 

また、地方にもかかわらず都心部と同じ給与がもらえるため、地縁がある人などを中心に、異動を希望する人間は後を絶たず、希望しない人間が異動になるケースは極端な左遷・懲罰以外にまず考えられません。

 

結論として、自ら希望を出さなければ異動になる可能性は極めて低いといえます。
二部・夜間部専用職員も同様で、希望者が殺到していますので、希望もせずに配属になることはまずありません。

 

これは実際どうなんでしょうか。是非ご意見を聞いてみたいものです。

ただ、付属機関が別にある以上、異動になる可能性はなくはないということで、心構えは必要かなと思います。夜間部に希望者が殺到しているとかも本当なのかなと思いますし・・・。

 

とはいえ、職員数の配分等を考えても、やはりメインキャンパスで働く可能性が高いのは間違いなさそうです。

 




■土曜日に月1回ないし2回勤務がある大学で勤務することは大変ではありませんか? 

「組合」が土曜日出勤を望んでいるのです。
そのカラクリは平日の労働時間を短くできることにあります。
さらに、労働時間を短くすることで、時間外手当・入試手当等の単価も大幅に上がります。

【民間企業】

8時間×5日=週40時間

【大学】

土曜日に出勤すると、民間企業でありがちな1日8時間労働はおろか7時間労働でも法律違反になります。

出勤土曜日の週 7時間×6=42時間 労働基準法違反 このままだと違反になってしまうので、以下の通りになります。

出勤土曜日の週 6時間半×5日+3時間=週35.5時間 休暇土曜日の週 6時間半×5日=週32.5時間

法律上時間が多い方の週に労働時間を合わせる必要があるので、 トータルで楽になるようなカラクリを巧妙に作っているのです。

民間企業より年間300時間ぐらい所定労働時間が少ないのが通例となっています。

【土日完全休のところ】

他の会社の人と休みをあわせやすいだけで、実は一番メリットが小さいです。

月~金は真面目に働かされます。超有名大手大学が土日休制の実施の際は「組合」が猛反対、現行通りに月2回土曜日半ドン出勤制にしてほしいと理事会側に訴えた実績があります。

【土日or日月休のところ(土曜日に出勤した場合は月曜日が休み) 】

土曜日に出勤した人は実質仕事がないので隠れた勝ち組です。

小さい子供がいるなど、家族サービスを抱えたベテラン職員の代わりに毎週出て、恩を売ったあげくに土曜日は実質仕事がなく、さらに月曜日も休む若手や独身職員もいます。
【土曜日が月1~隔週出勤のところ(交代で休む) 】
Aさんが休みの週はBさんが出勤、または4分の1ずつにして月1回出勤土曜にします。

一番のメリットは出勤土曜日の所定労働時間数を法律に合わせる必要があるので、総労働時間数が著しく減少し、時給換算給与大幅上昇と土曜日の実質仕事なしの両得が可能です。

これは本当にすごいロジックですよね!初めて見たときに、最も感心した部分です。

 

私の知る限り、1日6.5時間勤務というのは聞いたことがありませんが、7時間+土曜出勤(短縮勤務・交代制)の大学は多いですね。

最近は早稲田など大手の大学を中心に週休2日の大学もありますが、これを見たら、土曜勤務も悪くないですね!しかも、有給を使って土曜休みをさらに増やすことも場合によってはできるので、いいことしかありません。

ただし、入試・オープンキャンパスの時期などは休日出勤も増えるので、その点は踏まえておく必要がありますね。(当然、時間外手当や代休はもらえます。)

先ほど大学職員の年収は時間外手当に左右されると述べましたが、時間外手当が多くなる理由はこういう所にもあるわけです。

土曜勤務の有無は大学選択の重要なファクターです。当ブログの採用情報ではできる限り、土曜勤務の有無を記載しています。

 

■私大職員の職業紹介が新聞報道されました

9月18日の新聞報道で私大職員が就職戦線で脚光を浴びるという記事が紹介されました。

 

(記事概要)

 

・高給で楽、かつ安定度が抜群

 

・勤務時間は基本的に9時5時

 

・残業はほとんどない

 

・土・日・祝日、年末年始と盆前後の夏期休暇のほか、創立記念日も休み ・年20日以上の有給休暇は全員完全取得が原則 ・半月から1ヶ月のバカンスを取る人もいる

 

あってるようで、あってない感じです。というか、全ての大学がこうであると勘違いはしてほしくないと思います。

給与、安定感、休暇は大学によりますし、残業も部署によって変わります。

有給休暇も推奨はされていますが、少なくとも私はあまり使えていません。
あと、バカンスなんてよほど強靭なメンタルの人でないと取れないですよね? 笑

 

次回は、テンプレートシリーズ最終回:「採用について」です。

 2ちゃんねるの大学職員テンプレートを斬る(4)

 




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