投資系大学職員のコウジ(enjoy_dslife)と申します。
以下の記事でも書きましたが、私は大学職員の採用が将来的には公募制から徐々に転職エージェントによる一本釣り採用(欲しい人材を明確にし、そういった人材をむしろ自分から取りに行く手法)にシフトするのではと考えています。
しかし、その一方で、実際に転職エージェントに登録をしたけど、大学職員の求人がない、又は紹介してもらえないという声が私の元にも届いております・・・
(「doda」だけは相変わらず求人ラッシュですが 笑)
私の読みが誤っていたのでしょうか・・・
大学職員志望者にこのまま転職エージェントを紹介していていいものなのか疑問に思っていた折、幸い、株式会社リクルートキャリア様(リクルートエージェントの運営企業)にインタビューする機会を頂きました!
転職エージェント全般の話はインターネット上にもあふれていますが、現役大学職員として大学職員採用に特化した質問をぶつけてきた人は私ぐらいじゃないでしょうか 笑
大学職員になるために、転職エージェントは使うべきなのか???
皆さんが聞きたそうな質問を聞いてきましたので、ガンガン回答したいと思います!
■そもそもリクルートエージェントってどうなの?
・求人数日本最大級(20万件以上)・転職支援実績No.1(コンサルティング時間が他社より長い!)・年収アップにこだわりを持っている・売り手市場であることを受け、今後、プロモーションを強化(→求人数の増加に期待!)
私が特に注目したのは、「転職支援実績No.1」と「年収アップにこだわりを持っている」という点ですね。
・転職支援実績No.1(コンサルティング時間が他社より長い!)
求人数が多いというのは、確かに有利なんですが、利用者にとっては、求人が多くても、その人が望む案件があって、実際に採用が決まらないと意味がないですよね。
つまり、単純に求人が多いですよ!というだけでは、意味がないのです。
その点、リクルートエージェントは明確に就職支援実績No.1を掲げ、「結果を出す」ことへの自信が感じられました。
そのための施策として、他社に比べじっくりと時間をかけてコンサルティング(転職相談)をしてもらえるわけですね。実際、絶対に転職を成功させる!という気概をもってサポートしていると言っていました。
・年収アップにこだわりを持っている
そして、年収アップにこだわっている点も良心的でいいですね。
もちろん、転職の理由は年収アップだけではありません。
しかし、働く上で給与は重要なファクターであり、そこを無視して安易に転職を勧めてくるエージェントは悪徳だと言えるでしょう。
これは、転職エージェントの転職が決まることで自社の利益が出るという点に起因していますが、転職させたいがために、転職希望者の本当のニーズを無視する危険性があるのです。
その点、リクルートエージェントは、転職希望者にとって労働条件の改悪となる部分は可能な限り明示し、極力そう言った案件は避けるように配慮しているというのが大変心強いと感じます。
これをできるのが大手の強みであり、大手だからこそ、強力なキャリアアドバイザーが揃っている証拠だと思います。
また、転職市場の盛り上がりに合わせ、より一層求人数の増加も期待できるので、今後、ますます発展していくことでしょう。
とりあえず、「大学職員的にどうなのか」は別として、リクルートエージェントは、転職エージェントとして優れているということはわかりました。(対応を見ていても思いましたが、やっぱり大手って優秀な方が多いですよ 笑)
■リクルートエージェントで大学職員に転職する場合の流れは?
色々な転職エージェントがありますが、リクルートエージェントの場合、どのような流れで転職活動が進むのかを念の為確認してみました。(以前と異なる可能性もありますしね!)
大学職員への転職でも大きな違いはないとのことでしたので、一般的な流れを説明しますね。
【公開求人】1.転職希望者がリクルートエージェントに登録を行う。2.自身で公開求人を探し、応募3.必要に応じて、担当キャリアアドバイザーと面談4.ニーズが一致すれば、企業での面接、選考を受験5.内定!【非公開求人】1.転職希望者がリクルートエージェントに登録を行う。2.非公開求人と転職希望者の一次マッチング(登録情報を元に機械的にマッチング)3.非公開求人と転職希望者の二次マッチング(担当キャリアアドバイザーによるマッチング)
4.担当キャリアアドバイザーと面談(推薦する企業への応募意思確認、各種アドバイス等)5.推薦を元に、企業での面接、選考を受験(選考がない場合もある??)
6.内定!
公開求人については、皆さんも想定通りだったと思いますが、非公開求人で、マッチングが2回行われているというのは知らなかった方も多いのではないでしょうか?
ここは大手の事情もあるのですが、求人件数が多すぎて、いきなり人力でマッチングを行うのは厳しいのですね。
そのため、一旦、機械的にマッチングを行なって、さらにその中から双方にとって望ましい案件を人力でマッチさせていくという手法をとっているようです。
イメージとしては以下の通りですね。(大学職員(情報システム部)採用の例)
■一次マッチング(機械的マッチング)年齢25〜35才経歴に、ICT系資格がある、IT企業の勤務歴あり、SE職歴あり、情報系学部を卒業しているのいずれかが含まれている■二次マッチング(担当キャリアアドバイザーによるマッチング)マネジメント経験がある人は推薦しやすい教育機関での勤務経験は評価できる大学職員として働きたいという意志が強い(面談した感じが好印象)※あくまで例です(担当者や大学により求める条件は異なります)
大学職員の求人がないと言っている人は、もしかしたら、一次マッチングで除外されてしまっている可能性もありますね。
また、そうは言っても、面談で希望すれば大学職員の求人を案内してくれるかもしれないのに、行かない方の多さが気になりますよね・・・
大学職員は募集が少ないので、まずは面談をして、大学職員を志望するという意志を見せるのが重要だと思いますよ。ただマッチングするのを待っているだけじゃダメです!
これは全転職エージェント共通(もちろんdodaも面談がカギです!)なので、よく覚えておいて欲しいと思います。
■リクルートエージェントに大学職員の求人はどれくらいありますか?
いよいよ核心をついてみました 笑
リクルートエージェントの場合、大学職員の公開求人は2019年8月時点で10件でした。
これは「doda」に次いで2位の求人数ですが、リクルートエージェントは他社にはない非公開求人にも強みをもっているとのことですので、大学職員の非公開求人がどれくらいあるのか知りたいですよね。
そして、その質問への回答ですが、以下の通りでした。
「はっきり言って、数は少ない。しかし、明確なニーズがあり、決定率の高い求人が中心である」
数が少ないだと・・・
まぁ、これは相対的な問題かなと思っています。当たり前ですが、一般企業と大学ではそもそもの数が違いますよね。求人数が相対的に少なくなるのも当然です・・・。
一方で、安心したのは、決定率の高い求人が中心であるという点ですね。
エージェント型サイトで懸念される点は、いわゆる空求人的な企業の存在です。
どういうことかと言いますと、エージェント型の場合、求人を出すのは無料で、採用が決まった時点で仲介企業(今回の場合、リクルートエージェント)へお金を払う形式なので、求人を出す企業としては、どんな人材がいるか試しているだけで、そこまで採用する気がないということも考えられるのです。
つまり、大手企業の募集がある!と宣伝されていても、募集が載っているだけで、採用に結びつかないケースがあるということです。
私自身、このケースを気にしていましたが、どうやら大学職員に関してはそういったことはないようですね。
自身のキャリアを存分にアピールし、担当アドバイザーに推薦してもらえれば、一般的な公募に比べると採用確率は高いというのは間違いではなさそうです。
■リクルートエージェントで求人を行なっている大学の傾向は?
本当はズバリどんな大学が非公開求人をかけているのか聞きたかったのですが、さすがに教えてくれなかったので(笑)、ちょっと聞き方を変えて、「リクルートエージェントで求人を行う大学に何らかの傾向はあるのか?」を聞いてみました。
興味深いですが、主に以下3点の傾向があるようです。
・採用条件のハードルが高い(担当者の意識が高い)→大手大学に多いパターン・採用にかける時間がない
→中小大学に多いパターン
・専門職募集(情報システム、財務、人事、キャリア支援など)
まずお伝えしたいのは、以前書いた私の予想が当たっていたなということです 笑
・採用条件のハードルが高い(担当者の意識が高い)
こちらは、公募で転職者を募っても、なかなか求める人材が見つからないため、転職エージェントを利用して理想の人材を一本釣りしようというパターンのことです。
人気大学の場合、募集を開始すれば、数百〜数千という応募が殺到しますが、必ずしも良い人材ばかりが集まるわけではありません。(特に考えず、楽そうだから!と応募してくる方の多いこと・・・)
また、有名大学になればなるほど、職員採用の重要性を理解しているので、ますます理想とする人材像のハードルが上がり、想定する採用数を確保するのが難しくなってくるのだそうです。
このケースは今後もますます増えるだろうと予想しています。
なお、このようなケースで転職エージェントに相談を持ちかけてくる方は、大学職員の中でも「できる系」の方が多いとの噂です。(あくまで噂ですよ! 笑)
民間出身の方などが、企業での経験を踏まえ、転職エージェントを利用するケースが多いみたいですね。
つまり、転職エージェントを利用するかどうかは、担当者(人事課)の裁量的な部分が大きく、リクルートエージェントを突如として利用する有名大学も今後はどんどん出てくることでしょう。期待してしまいますね。
ただし、このパターンは求められるレベルが高いため、推薦をもらうことが難しい傾向もあります・・・
・採用にかける時間がない
そして、次のパターンですが、これはシンプルに、多少お金をかけても、採用活動を転職エージェントに委託したいというパターンですね。
これは主に中小大学に多いパターンですが、人事担当が少人数であり、採用以外の業務も担当しなければならない場合、とてもじゃないですが、公募制の採用活動をしている暇はありませんよね。
そこで、可能な限り、業務を委託していきたいと考えることがあるようです。
また、中小大学の場合、募集をかけても、それほど応募者が集まらないケースもあります。
リクナビNEXTなど、公募制の転職サイトは、転職エージェントと異なり、募集を掲載するだけで費用が発生するので、知名度等の点で不利な中小大学の場合、お金をかけても、応募が少なく、採用に結びつかないことがありますよね。
つまり、費用対効果を考えれば転職エージェントの方が望ましいケースが多いということになります。
このような事情から、中小大学を中心に、リクルートエージェントを利用した採用が徐々に増えているようです。
・専門職募集(情報システム、財務、人事、キャリア支援など)
最後に、これも有益な情報でしたが、大学職員関連で近年求められている職種は、以下の4つです。
・情報システム(需要No.1!!!)・人事・財務・キャリア支援
今や大学職員も個々の業務が専門化してきていますし、程度の差はあれど、育成にコストをかけていられなくなっているのは、民間企業と同様です。
そうなると、ある程度の専門技能が求められる上記のような職種は一本釣りされやすくなるわけですね。
完全な専門ではなくても、自身のキャリアを上記の職種に絡めることができれば、大学のニーズに引っかかる可能性が高くなるのは、間違いないでしょう。
(とはいえ、大学職員は専門職よりもジェネラリスト傾向があるので、こだわりすぎなくてもOKです。)
■大学職員として推薦しやすい人とは?
先ほど、リクルートエージェントでは、機械的なマッチング、担当キャリアアドバイザーによるマッチングということで、2回のマッチングが行われ、それを突破することで、大学職員の求人への応募を推薦されるということをお話し致しました。
では、うまくマッチングし、大学に推薦してもらえる人材とはどのような人なのでしょうか?
これが全てではないですが、参考までにいくつかの傾向を教えて頂きました。
・大学に求められやすい職歴である(情報システム、人事、財務、キャリア支援)
・大学職員を目指す動機が明確である(教育への興味・関心)
・安定志向すぎない
・事務職にこだわりすぎていない
・早期に面談を受け、対策を講じている(最低限の人当たりが良い 笑)
・大学に求められやすい職歴である(情報システム、人事、財務、キャリア支援)
こちらは先ほども紹介したように、一次マッチング(機械的マッチング)対策です。
絶対にこれらの職歴がなければダメということはもちろんないですが、これらの職種へのニーズが高い以上、これらに絡めた経歴をアピールできると、マッチできる可能性が高まりますね。
なお、これらの職歴がないという方でも、関連する資格や興味関心等はアピールしておくといいですね。
即戦力とまではいかなくても、適性はあるということで、総合力次第では辛うじて一次マッチングをすり抜けることはできるかもしれません。
・大学職員を目指す動機が明確である(教育への興味・関心)
転職エージェントのキャリアコンサルタントは転職希望者のニーズを聞くと共に、その理由も確認します。
その際に、当然ながら大学職員を目指す理由も聞かれるわけですが、志望動機がブレていると、コンサルタントとしても、強く推薦はしづらくなってしまうとのことでした。
これは、ミスマッチを恐れているからなんですね。
理由が明確でないのに、とにかく大学職員!と言われ、数少なく貴重な大学職員案件に推薦した挙句、内定辞退や早期退職に繋がってしまっては、転職エージェントの評判に関わってしまいます・・・。
そのため、なぜ大学職員を目指すのかという部分を適性と同じくらい重視するわけですね。
また、その動機を判断する1つの指標が「教育への興味・関心」になるわけです。
大学は教育機関なので、当然といえば当然ですが、転職エージェントは皆さんの味方ですので、ついつい心を許して、志望理由に待遇の話をしちゃったりするんですよね 笑
まずは大学職員を志望する合理的な理由を固めて臨んだ方が良いでしょう。
ただし、転職するかどうか悩んでいる段階でしっかりとした志望動機がある方の方が珍しいとも言えますので、素直にその旨をキャリアドバイザーに話すのもありです。
志望動機が的確なのか心配で相談できない!となっては本末転倒ですからね 笑
そこは気軽にいって大丈夫です。
・安定志向すぎない
これも大学職員志望者あるあるだと思います。
私もそうですし、大学職員を目指す方は安定志向の方が多いと思うのですが、昨今の大学は常に改革を迫られています。そのため、職員であっても、何事にも挑戦できる人材が求められていますね。
それで言うと、常に安定を求めるようなタイプですと、大学からのニーズに合致しないため、推薦しづらくなることはあるでしょう。
対策としては、経歴として何かに挑戦した経験をアピールしたり、1つにこだわらず、未経験業務も含め幅広い業務に関心を持っているなど、自身がチャレンジングな人材であることを明示した方が良いですね。
ちなみに、併願先等で安定志向かどうかを判断することもあるらしいですよ。(学校法人、大学法人、独立行政法人、社団法人等しか受けない方等)
・事務職にこだわりすぎていない
こちらも先の安定志向すぎないと言う点に関連しますが、事務職にこだわりすぎている方も危険みたいですね。
大学職員についてよく研究されている方ならわかると思いますが、大学職員は事務職ですが、業務は必ずしも事務だけではありません。
高校訪問といった営業的な仕事もありますし、語弊を恐れず言えば、学生・教員対応と言う点で接客業的な側面もあります。また、異動を通じて、どういった業務を行うのかがランダムで決まっていくのです。
もちろん、転職者の場合、自身のキャリアに応じて、即戦力として活躍できる部署に配属されることが一般的ですが、将来的には関係のない業務をやる可能性も高いのです。
そう考えると、とにかく事務職をやりたいです!事務しかやりません!と言う方を採用するのはリスクが高いと思いませんか?
大学職員を志望する場合は、なんでもチャレンジするという精神と、どんな業務でもできると言う視野の広さが必要になるわけです。
・早期に面談を受け、対策を講じている(最低限の人当たりが良い 笑)
転職エージェント最大のメリットはキャリアアドバイザーのサポートを受けられることです。
しかし、それをしっかりと活用されている方はあまりいないようですね(個人的には結構驚きです・・・)
当たり前ではありますが、最終的に大学職員採用への応募を推薦してくれるキャリアアドバイザーにその意志が伝わっていなければ、話が進むわけありません。
すごくシンプルな話ではありますが、いち早く面談を受ければ、それだけ話が早く進む可能性が高まると言うことは念頭におくべきですね。
転職エージェントを通じた転職活動は、一人で行うものではなく、キャリアアドバイザーと二人三脚で行うものです。
キャリアアドバイザーは、もちろんその道のプロですので、アドバイスには乗っかった方が有効ですよ。そのアドバイスに基づき、早々に転職活動計画とその対策を講じることが、成功に繋がると考えます。
なお、キャリアアドバイザーも人間です。
面談等において、社会人として常識的な対応ができる方の方が印象は良いと言っていました 笑
(社会人として不安な対応の方を推薦できるわけないですよね 笑)
■大学職員への転職にリクルートエージェントを利用すべきか?
今回はインタビューを通じて、大学職員志望者はリクルートエージェントをはじめとする転職エージェントを活用すべきかどうかを考えてみました。
現実問題として、一般企業と比較して、大学職員の求人はそこまで多くありません。
また、自身の経歴とマッチしなければ、良い求人を紹介してくれないものです。
これでは、転職エージェントに登録する意味はあまりないんじゃないかと思うかもしれません。
しかし!
以下の理由から、大学職員志望者の方々には、リクルートエージェント等を徹底活用してほしいと改めて思いましたね。
・自身の市場価値がわかる→そもそも転職すべきなのかがわかる!・大学業界の動向や転職市場の動向がわかる
→今後、どのようにキャリアを積めば良いかがわかる!
・履歴書や職務経歴書の添削、面接対策が無料でできる→個別指導が受けられる!公募制の対策にも威力を発揮!・今ではなく、将来的に有益な求人を紹介してもらえる→募集がかかってからでは遅い!転職予備軍こそ登録を!
・自身の市場価値がわかる
大学職員になりたい!という方の中にも、実際は本当に転職すべきなのか悩んでいる方が多いのではないでしょうか?
そう悩む理由の1つは、自身の市場価値がわかっていないからでしょう。
自身の市場価値が現時点で実は過大になっていて、転職した際に低く評価されたらどうしようという不安が生じるわけですね。
自分の市場価値はどれくらいなのか。果たして転職市場で求められているのか。
この疑問を解決するために、転職エージェントは利用できると考えます。
転職のプロであるキャリアアドバイザーが、ご自身の市場価値を適切に計り、アドバイスをくれるでしょう。
なんとなく転職転職!とやる気になっていた方でも、その現実を明らかにしてもらえることで、冷静に自分を見つめ直し、落ち着いて転職活動に取り組めるようになることが期待できます。
場合によっては、ご自身を極めて高く評価してくれる業界があり、他業種への転職という道がひらけてくるかもしれませんよ。(もちろん私としては大学職員を目指して欲しいです 笑)
・大学業界の動向や転職市場の動向がわかる
転職エージェントのキャリアアドバイザーはそれぞれ担当が分かれており、様々な業界に精通しています。
当然、大学業界や教育業界に詳しい方もいるようですので、まだ大学職員という職業をアバウトに捉えている方でも、キャリアアドバイザーとのやり取りによって、大学業界の動向をより効率的に把握することができます。
また、大学業界の知識に加え、当然ながら転職市場の動向にも詳しいため、今、どんなスキルが求められているのか、どのようなキャリアを積む必要があるのかといった最新情報も得ることが可能です。
このことから、「転職をまだ真剣に考えていない人」こそ転職エージェントを活用した方がいいわけですね。
自身のキャリアに悩んだ時、いち早く現在の状況を明らかにし、今後、どうやって自身のキャリアを磨いていけばいいのかを教えてもらえれば、すぐに転職をしなくても、現在の仕事への取り組み方がわかり、もし将来転職をしたいと思った際に、自信を持って自分を売り込むことができるようになります。
・履歴書や職務経歴書の添削、面接対策が無料でできる
これは結構すごいことだと思いますが、リクルートエージェントでは、転職先の紹介だけでなく、履歴書・職務経歴書の指導、添削や面接対策を実施してくれます。
それも、全て無料です!
これ、意外と知られていないみたいですね。
当ブログでも、大学職員に特化してこれらの対策方法などを紹介していますが、さすがに個々人に応じた対応まではできていません・・・。(汎用的な情報を届けているのでやむを得ないのです・・・)
しかし、リクルートエージェントでは、あなた専任のキャリアアドバイザーが個々に応じた指導をしてくれますので、自身をよりアピールできる書類が作成できるでしょう。
また、特に、実戦経験が物を言う面接対策までできるのは本当に有益ですね。
なお、こっそり書きますが、リクルートエージェントの個別指導を徹底活用することで、公募制の募集を有利に進めることもできそうですよね・・・。
多少の違いはあれど、公募制も提出書類と面接があることに変わりは無いので、転職エージェントで対策をすれば、公募制の対策も同時にしていることになるわけです!
いい時代です。
・今ではなく、将来的に有益な求人を紹介してもらえる
転職エージェントへの登録は、今の自分だけでなく、将来の自分のために行うものです。
今後、転職を考えるかもしれない・・・
これぐらいの意識の方でも、十二分にリクルートエージェントを活用する意味はありますよ。
■転職エージェントの新しい使い方=大学職員への転職支援ツール
簡単にいうと、転職エージェントとは、転職先斡旋サービスではなく、「転職支援ツール」なのだということです。
皆さんも転職エージェントに登録をするのは、転職先を紹介して欲しい人だけだと思っていませんか?
実際は、違うのです!
転職エージェントは「転職すべきか悩む。自身のキャリアをどう構築すればいいかわからない」という人ほど登録すべきなんですよ。
そして、今後どうすればいいのか継続的にアドバイスをもらいながら、個々にとってふさわしいキャリアを築くために各種サービスを活用すればいいんです。
つまり、決して、転職先を紹介してもらうだけのサービスではないのです。
■後日談
この記事を書き終わって、ふと思ったのです。
転職エージェントは登録者が転職をして初めてお金がもらえるというビジネスモデルなので、それを「転職しなくてもいいから、キャリア支援ツールとして活用しよう!」なんて書き方をしたら怒られるのではないか・・・ と 笑
そこで、一応そんな紹介しても大丈夫なのかリクルートエージェントに確認したのですが、
どんどん活用してください!
とのことでした。 笑
リクルートエージェント、最後の最後まで本当に親切で素晴らしい会社でした 笑